開発元 | |
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初版 | 2007年5月31日 |
最新版 | |
対応OS | Windows XP & Vista, Windows Mobile 5, 6, Mac OS X, Linux 32bit |
サポート状況 | 終了 |
ライセンス | BSDライセンス |
公式サイト | http://gears.google.com/ |
Gears はGoogleの提供していたソフトウェアであり「Webブラウザに新機能を追加することで、より強力なWebアプリケーションを可能にする」ものである。以前は Google Gears という名称だった。BSDライセンスでリリースされていたFLOSSである。最終的に、機能の多くがHTML5に取り込まれる形となり、開発を終了した。
Gearsには以下のような主要なAPIコンポーネントがあった。
いくつかのWebアプリケーションがGearsを使用していた。Gearsを使ったアプリケーションは各社から出ており、Google(Gmail、YouTube、Docs、Reader、Picasa for mobile、カレンダー)、MySpace (Mail Search)、Zoho (Writer, Mail)、Remember The Milk、Buxfer などがあった。WordPress 2.6 でもGearsサポートが追加され、管理インタフェースが性能向上し、サーバ負荷が軽減された。
GearsをサポートしていないWebサイトであっても、Gears開発者の1人がGreasemonkeyを使って作成したスクリプトを使うと、Gearsの機能を利用できた。
Gearsは、Windows XPおよびVista上のGoogle ChromeとIE 6+、Windows Mobile上のIE Mobile 4.01+、Mac OS X 10.4+上の Safari 3.1.1+でサポートされていた。また、複数プラットフォーム上のFirefox 1.5+でもサポートされていた。64ビット版はサードパーティーが限定的にサポートしているだけであった。
2008年5月29日、Opera ASAは新たなOpera Mobile 9.5でGearsをサポートすることを発表した。その技術プレビューリリースは2009年2月20日に行われたが、Windows Mobile 5/6を搭載したタッチスクリーン機器だけで利用可能であった。Gearsそのものはブラウザには組み込まれていないので、別途ダウンロードする必要があった。
Ruby on RailsフレームワークにはGearsとのインタフェースがサポートされており、Gears APIを理解していなくても利用できた。
バージョン0.5.16時点でのGearsはInternet Explorer 8に対応していたが、いくつかのIEの機能(アクセラレータプレビュー、Webスライスプレビュー、サイト候補)が正しく動作しなかった。
GoogleはHTML5でGearsの技術を取り込む活動をしてきた。同社は後にこの技術がHTML5で完全に実現されつつあると判断したため、Chrome 11を最後に開発は終了することとなった。Chrome 12を持ってこの機能は削除された。