(国旗) | (国章) |
公用語 | サモア語、英語 |
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首都 | アピア |
最大の都市 | アピア |
独立 - 日付 | ニュージーランドから 1962年1月1日 |
通貨 | タラ(WST) |
時間帯 | UTC+13 (DST:+14) |
ISO 3166-1 | WS / WSM |
ccTLD | .ws |
国際電話番号 | 685 |
サモア独立国(サモアどくりつこく、サモア語: Mālō Sa'oloto Tuto'atasi o Samoa、英: Independent State of Samoa)、通称サモアは、南太平洋(オセアニア)に位置し、ウポル島、サバイイ島および7つの小島からなる国家。首都はウポル島北部にあるアピアである。
イギリス連邦加盟国のひとつ。サモア諸島のうち、西経171度線を境として西側に位置する。この経度を境にアメリカ領サモアとサモア独立国に分割されているが、住民も文化も同じポリネシア系である。
正式名称は、サモア語では Mālō Sa'oloto Tuto'atasi o Samoa(マーロー・サッオロト・トゥトッアタシ・オ・サモア)、英語では Independent State of Samoa(インディペンデント・ステイト・オブ・サモア)。通称はいずれも、Samoa。文化的には共通であるが、東西サモアの政治的統合は現在のところ現実的な議論の対象とはなっていない。
国名は、サモアの『サ』はポリネシア語の場所を示す接頭語で、『モア』は創造神タンガロアの息子モア、またはその化身の鳥に由来し、サモア語で「モア神の聖地」という意味がある。
日本語表記は、サモア独立国。通称、サモア。
かつては、東側のアメリカ領サモア(東サモア)との対比で西サモア(サモア語で Samoa i Sisifo、英語で Western Samoa)と呼ばれてきたが、1997年7月4日に現在の国名に変更した。
政体については諸説あり、選挙立憲君主制と見なす場合と、憲法を厳密に解釈し共和制と見なす場合がある。日本の外務省はサモアの政体を「選挙により国家元首を選ぶ制度」としている。
立法議会は一院制で、サモア語で Fono と呼ばれる。議員の定数は49名で、任期は5年である。47名は、サモアの伝統的指導者層である首長(マタイ、matai)から選ばれ、残り2名は欧米系などの移民の代表として選ばれる。首相は、立法議会の議員の過半数により選挙された国会議員が、国家元首であるオ・レ・アオ・オ・レ・マーローの任命により就任する。
オ・レ・アオ・オ・レ・マーロー(国家元首)の定員は1名。任期は5年間。立法議会による選挙で選ばれる。憲法の規定では、立法議員の被選挙権を有する者は誰でも、オ・レ・アオ・オ・レ・マーローの被選挙権を有するものとされているが、実際には、サモア社会で特別に高い権威を有する4家の大首長(タマ・ア・アイガ)から選ばれるのが当然とみなされている。タマ・ア・アイガはいずれも特定の家系による世襲制である。
複数政党制に基づく民主政治が機能しているが、1982年の総選挙以来、全土で圧倒的な知名度と影響力を持つ人権擁護党(HRPP)が圧倒的な多数票を獲得して勝利を続け、長期政権を担っている(一党優位政党制)。
軍隊は保有していない。ニュージーランドとの友好条約に基づき、有事の際はニュージーランドが支援する。
ニュージーランド及びオーストラリアとの緊密な関係維持を基本とし、南太平洋地域諸国との協力関係も重視している。日本とは1973年に国交を樹立。日本はオーストラリア、ニュージーランドに次ぐ主要援助国になっている。
11行政区で構成される。人口が最大の行政区は、首都アピアがあるツアマサガであり、サモア人口の半数近くが住む。
ニュージーランドの北2,300キロ、ハワイ州の南3,700キロの南太平洋上のサモア諸島に属し、広さ2,935km²(日本の鳥取県より少し小さい)の島国である。東にはアメリカ領サモアを挟んでクック諸島、南にトンガ、そして北にはニュージーランド領のトケラウ諸島が連なる。
おもにサバイイ島(面積1,700km²)とウポル島(1,115km²)の2つの大きな島などで構成されている。大きな2島は18キロの海峡を挟んでいるが、その間には2つの小島(マノノ島とアポリマ島)がある。サバイイ島とウポル島はともに火山島であり、サバイイ島にある最高峰シリシリ山は標高1,858メートルである。海岸地帯には珊瑚礁が発達している場所もあるが、急激に300メートル以上の海崖の場所もある。
経済的に生産されるものの80%以上が自給用である。農業と沿岸漁業中心で、コプラやタロイモなどを生産している。なお、ニュージーランドやアメリカ合衆国(ハワイ州・カリフォルニア州)には国内人口をはるかに上回る規模のサモア人が居住しており、彼らからの送金が経常収支の莫大な赤字を埋めている。
サモア独立国の主要放送局は国営の Samoa Broadcasting Corporation と Television Glaceland があり、Samoa Broadcasting Corporation のテレビチャンネルテレビサモアのオレラリという番組は視聴率90%ときわめて高い。インターネットにおいては、電話回線のモデム接続と無線LANによるインターネットがある。新聞は SamoaLive! とサモアオブザーバーがある。
サモアの国民は、9割がポリネシア系のサモア人である。サモア人と白人や中国人との混血が約7%。
サモアは一般的に「安全な国」と言われるが、マタイの権限が強いため、入域する場合はあいさつが必須である。地方の住民は壁のない家に住んでいる。凶悪犯罪は少ないが、防犯に十分な注意が必要である。共有感覚が強いので窃盗が多発するがマタイ(チーフ)に訴えれば戻る場合が多い。
公用語は、サモア語と英語である。住民はサモア語で語り、公文書もサモア語である。学術的文書や記録は英語を使用する。
宗教は、キリスト教が97%を占める。メソジスト30%、合同教会30%、カトリック教会20%、モルモン教15%、その他5%。都市や村々には他の建物とは比べものにならないほど立派な教会があり、日曜は安息日であり、家族揃って着飾って礼拝やミサに出かける。午後は、仕事をしないで散歩(サバリ)や横になって過ごす。刑務所の囚人も解放され礼拝やミサに出かけるが、夕方には戻る。
2019年11月、サモアでは麻疹が突然流行。4歳未満の子ども48人を含む53人が死亡した(2019年のサモアにおける麻疹の流行)。政府は、政府機関を閉鎖してワクチン接種キャンペーンを実施した。
サモアの建築の内、伝統的住居は「ファレ」(Fale)と呼ばれ、南洋の気候風土に合わせて風通しをよくするため柱と屋根だけでできており、壁や間仕切りのない構造である。
サモアではサッカー、ラグビーが盛んである。1979年にサッカーリーグのサモア・ナショナルリーグが創設された。サモアサッカー連盟によって構成されるサッカーサモア代表は、これまでFIFAワールドカップには未出場である。しかしOFCネイションズカップには2度の出場歴をもつ。
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
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1月1日 | 新年 | New Year’s Day | |
1月2日 | 新年の翌日 | Day after New Year's Day | |
復活祭の前々日 | 聖金曜日 | Good Friday | |
復活祭の前日 | 聖土曜日 | Holy Saturday | |
春分後の初の満月の日の次の日曜日 | 復活祭 | Easter Sunday | |
復活祭の翌日 | イースターマンデー | Easter Monday | |
5月の第二日曜日 | 母の日 | Mother’s Day | |
6月1日 | 独立記念日 | Independence Day | |
8月の第二日曜日 | 父の日 | Father’s Day | |
10月の第二日曜日 | ロトゥ・ア・タマイティ | Lotu a Tamaiti | |
12月25日 | クリスマス | Christmas Day | |
12月26日 | ボクシング・デー | Boxing Day |
これらの他に日曜日で固定された祝日の翌日は常に振替休日となる。