『トレス・オンブレス』 | ||||
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ZZトップ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | テネシー州メンフィス アーデント・スタジオ、ブライアン・スタジオ | |||
ジャンル | ハードロック、ブルースロック、サザン・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ロンドン・レコード | |||
プロデュース | ビル・ハム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ZZトップ アルバム 年表 | ||||
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『トレス・オンブレス』(Tres Hombres)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、ZZトップが1973年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。タイトルはスペイン語で「3人の男たち」を意味する。2006年にワーナー・ブラザース・レコードからリリースされたリマスターCDには、未発表のライヴ音源3曲がボーナス・トラックとして追加収録された。
ビリー・ギボンズは、このアルバムからピッキング・ハーモニクス奏法を使うようになったと語っている。とりわけ「ラ・グランジェ」のギター・ソロではピッキング・ハーモニクスが多用されており、2011年には『Guitar Player』誌のスタッフによって「最も影響力のあるロック・ギター・ソロ40」の一つに選ばれた。
「ウェイティン・フォー・ザ・バス」と「ジーザス・ジャスト・レフト・シカゴ」は別々にレコーディングされた曲だが、レコードでは偶然、曲間の空白が削られて繋がった形で収録された。これら2曲は、その後のライヴでもメドレーとして演奏されている。
本作のオリジナルLPはゲートフォールド仕様のジャケットとなっており、内側に掲載されたメキシコ料理の写真は、バンドのたまり場であったテキサス州ヒューストンのレストランで撮影された。
本作はBillboard 200で8位に達し、ZZトップにとって初の全米トップ10入りを果たして、1974年5月にはRIAAによってゴールドディスクに認定された。本作からのシングル「ラ・グランジェ」はBillboard Hot 100で41位に達した。
『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500では498位にランク・インし、後の改訂では490位となった。
特記なき楽曲はビリー・ギボンズ、ダスティ・ヒル、フランク・ベアードの共作。