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この項目では、ドイツの郡独立市 (Kreisfreie Stadt) について説明しています。その他の用法については「ロストック (曖昧さ回避) 」をご覧ください。
紋章
地図
基本情報
連邦州 :
メクレンブルク=フォアポンメルン州
郡:
郡独立市
標高:
海抜 14 m
面積:
181.28 km²
人口:
208,400人(2021年12月31日現在)
人口密度:
1,150 人/km²
郵便番号:
18001–18182 (旧: 2500–2550)
市外局番:
0381, 038202, 038206
ナンバープレート:
HRO
自治体コード:
13 0 03 000
市庁舎の住所:
Neuer Markt 1 18050 Rostock
ウェブサイト:
www.rostock.de
上級市長:
ローラント・メトリング (Roland Methling)
ロストックの街並
ヴァーネミュンデ
市庁舎
ロストック中央駅
夜の海運会社
ロストック (Rostock ) は、ドイツ連邦共和国 北部、メクレンブルク=フォアポンメルン州 の都市である。バルト海 に面する港湾都市で、中世のハンザ同盟 の中心都市、また旧東ドイツ 最大の港湾都市であった。人口は約21万人。ロストク 、ロシュトック 、ロシュトク とも表記される。
バルト海に面した北側を除いて周囲をロストック郡 に囲まれているが、郡には属さない郡独立市である。
歴史
地名の古い形は >Rozstoc< (1171) であり、「水の流れが分かれる場所」を意味する古ポラーブ語 >rostok< に由来する 。
7世紀 以後スラブ人 がこの地で活発な経済活動を行った痕跡がある。1161年 スラブ人の城塞がキリスト教徒軍によって破壊された。その頃シトー会 によるキリスト教伝道が行われた。1218年 には関税免除(Zollfreiheit)とリューベック・参事会会員選挙法(lübeckisches Ratswahlrecht)が認められた。14世紀 に入ると自治権の拡大と周辺村落の獲得が進んだ。遠隔地貿易が盛んで、穀物、ビール、ホップ、麦芽を輸出し、海塩、フランドル の織物、毛皮製品、干鱈を輸入した 。1358年 以降はハンザの中核地域に含まれ 、リューベック やヴィスマール と並ぶ、ハンザ同盟 の主要都市として発展した。15世紀 末には、外地に出かけて商業を営む者たちの渡航者団体が6個あった 。中世の人口は10000と18000の間、1 ha当たり158人であった(エーディト・エネン) 。中世末期、22個の市門を擁する市壁内の面積は約 80 ha、人口約 11000 であった(B.-U. Hergemöller) 。
1419年に設立されたロストック大学 は、バルト海 沿岸地域における初の大学である。第二次世界大戦 では激しい空爆の対象となり、街の多くが破壊された。戦後はドイツ民主共和国 (東ドイツ)の一部となり、ロストック県 の県都となった。東ドイツ時代は人民海軍 の司令部や基地が置かれていた。統一後もドイツ海軍 の海軍局 本部がロストックに置かれ、2012年からは海軍司令部が置かれている。
1510年 頃にはじめて出版されたドイツの民衆本『ティル・オイレンシュピーゲル の愉快ないたずら』、その主人公は第50話において、ザクセン の国の仕立て屋全員に手紙を書き、ロストック滞在中の自分のところに集まれば、「末代まで役立つ技術を教える」と約束する。集まった仕立て屋は「針に糸を通すときには糸の末端に結び目を作っておくこと」という話を聞いて憤慨する 。
教育
文化
スポーツ
観光
かつてハンザ同盟 の交易の拠点として栄えた中世の町並みが今も残る。
交通
鉄道
水運
航空
道路交通
高速道路
国道
一般国道 (連邦道路 )
姉妹都市(友好都市)
ロストック出身の著名人
脚注
^ Statistisches Amt M-V – Bevölkerungsstand der Kreise, Ämter und Gemeinden 2021 (XLS-Datei)
^ Dieter Berger: Duden, geographische Namen in Deutschland: Herkunft und Bedeutung der Namen von Ländern, Städten, Bergen und Gewässern . Mannheim/Leipzig/Wien/Zürich: Dudenverlag, 1993 (ISBN 3-411-06251-7 ), S. 226.
^ Lexikon des Mittelalters . Bd. VII. München: LexMA 1995 (ISBN 3-7608-8907-7 ), Sp. 1045-1046.
^ エーディト・エネン『ヨーロッパの中世都市』(佐々木克巳訳)岩波書店、1987年、(ISBN 4-00-002373-X ) 、232-233頁。
^ エーディト・エネン『ヨーロッパの中世都市』(佐々木克巳訳)岩波書店、1987年、(ISBN 4-00-002373-X ) 、173頁。
^ エーディト・エネン『ヨーロッパの中世都市』(佐々木克巳訳)岩波書店、1987年、(ISBN 4-00-002373-X ) 、276・278頁。
^ Lexikon des Mittelalters . Bd. VII. München: LexMA 1995 (ISBN 3-7608-8907-7 ), Sp. 1045.
^ 阿部謹也 訳『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』岩波文庫 1990年 (ISBN 4-00-324551-2 ) 177-180, 373頁。- 藤代幸一 訳『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』法政大学出版局 1979年 143-145, 276-277頁。
外部リンク
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