園芸農業(えんげいのうぎょう)とは、需要の高い都市市場への出荷を目的とした農業。野菜(蔬菜)、観賞用の花、果物、庭木などを栽培し、新鮮なものを市場に提供することを目的として行われる。鮮度の高いものほど商品価値が高いので、輸送の制約が大きい。他にも促成栽培(冬の暖かい気候を利用し、夏野菜を冬や春に出荷すること)でのビニールハウスの利用のことを「施設園芸農業」という。
中央アジア、サハラ砂漠、南アメリカ大陸の乾燥パンパのような乾燥した地域でも、オアシスの周囲や灌漑が行われている場合は園芸農業が展開する。生産物はブドウなどの果樹やタバコ・綿花・亜麻などの工芸作物である。