ウィキペディア日本語版のヘルプページです。元文書はメタウィキのヘルプです。
ウィキペディアのページは左サイドバーを除くなど印刷に適したレイアウトで表示できます。通常は、ブラウザの「印刷」メニューがどこにあるかだけ分かっていれば十分です。
詳しく説明すると、外装の設定を変更していない標準の状態で、印刷用のスタイルシート (CSS) が用意されています。最近のブラウザでは、ページの印刷時には自動的にこのスタイルシートが選択されるからです。
以前の外装に設定しているとか、ブラウザがうまく判別しない場合には、印刷用バージョンのリンクを使うか、URLアドレスを変更します。
URLに &printable=yes
という文字列を追加します。
URLアドレスの変更例:
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Help:印刷用バージョン&printable=yes
この印刷用バージョンへのURLは、以下のように表記できます。
{{fullurl:{{FULLPAGENAME}}|printable=yes}}
モノブックスキンを使っている時には、ページを印刷すると画面に表示していなくても、自動的にこの印刷用バージョンが印刷されます。ただし、ブラウザの印刷設定によっては、ページ番号が追加されるなど若干の違いがあるでしょう。実際に印刷されるであろう内容を正しく確認するには、ブラウザの「印刷プレビュー」機能を利用してください。
昔はベースとしてMediaWikiに独立したCSSファイルがありましたが、バージョン1.22以降は独立したCSSファイルではなく、mediawiki.legacy.commonPrint
というモジュールで指定されます。このモジュールの内容はMediaWikiの開発者しか変更できません。
ウィキペディア内部でのCSSはMediaWiki:Print.cssにあります。こちらのCSSは上記のベースでの設定を上書きすることができ、インターフェース管理者のみが編集できます。
MediaWiki:Print.cssで印刷用バージョンに表示しないクラスを指定できます。例えば、{{Navbox}}などnavboxクラスを使用したものは印刷する意味がないので、表示されないよう指定しています。
CSSにおいてメディアタイプを指定することで、スタイルシートを使い分けることができます。モニターでの表示に@media screen
が使用される一方、印刷用バージョンでは@media print
が使われます。
カスタムCSSの中で@media print
を指定したルールを追加することで、印刷用バージョンでの表示をカスタマイズすることができます。下記に例をいくつか記します。
/* 参考としてURLを印刷 */
# content cite a.external.text:after {display: inline;}
/* 脚注を印刷しない */
@media print {
ol.references {display: none;}
}
/* とても小さい文字でインクを節約する */
@media print {
#footer,
#content,
body { font-size: 8pt !important; }
h1 { font-size: 17pt }
h2 { font-size: 14pt }
h3 { font-size: 11pt }
h4 { font-size: 9pt }
h5 { font-size: 8pt }
h6 {
font-size: 8pt;
font-weight: normal;
}
}
/* 本文以外をほぼ全て表示しない */
@media print {
.firstHeading { margin-top: 0; padding-top: 0; }
#siteSub { display: none; }
.printfooter { display: none; }
#catlinks, .catlinks { display: none; }
#footer { display: none; }
}