S/2018 J 1

S/2018 J 1
Ersa
2003年2月24日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたErsaの画像
2003年2月24日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたErsaの画像
仮符号・別名 Jupiter LXXI
見かけの等級 (mv) 22.9
分類 木星の衛星不規則衛星
発見
発見年 2018年
発見者 スコット・S・シェパード
発見場所 セロ・トロロ汎米天文台
軌道要素と性質
軌道の種類 ヒマリア群
木星からの平均距離 11,483,000 km
離心率 (e) 0.094
公転周期 (P) 252.0 (0.690 年)
軌道傾斜角 (i) 30.61°
近点引数 (ω) 346.7°
昇交点黄経 (Ω) 93.3°
平均近点角 (M) 356.6°
木星の衛星
物理的性質
直径 ~3 km
Template (ノート 解説) ■Project

S/2018 J 1Ersa)は、木星の第71衛星である。S/2018 J 1 の軌道傾斜角は 30.61°で、木星の自転と同じ向きに公転する順行衛星である。ヒマリア群に属する衛星だと考えられている

発見と名称

2018年スコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2018 J 1 という仮符号が与えられた。発見にはマゼラン望遠鏡セロ・トロロ汎米天文台ローウェル天文台ディスカバリーチャンネル望遠鏡などが用いられており、同年7月17日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された。その後9月25日に Jupiter LXXI という確定番号が与えられた

2019年2月にS/2018 J 1を含む5つの衛星の名称を一般公募すると発表され、選考の結果、同年8月にErsaという名称がS/2018 J 1の固有名として国際天文学連合に承認されたErsaという名称は全知全能の神ゼウスの女神セレーネーの間に生まれた露の女神ヘルセーに因んでいる

出典

  1. ^ a b c d e f Planet and Satellite Names and Discoverers”. アメリカ地質調査所. 国際天文学連合. 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Scott S. Sheppard. “Moons of Jupiter”. Carnegie Science. 2018年11月21日閲覧。
  3. ^ NASA (2018年7月17日). “In Depth | S/2018 J1 – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年11月21日閲覧。
  4. ^ a b www.minorplanetcenter.net” (PDF). 小惑星センター (2018年9月25日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 惑星の衛星一覧”. 国立天文台 (2018年10月5日). 2018年11月21日閲覧。
  6. ^ a b Gareth V. Williams (2018年7月17日). “MPEC 2018-O18 : S/2018 J 1”. 小惑星センター. 2018年11月21日閲覧。
  7. ^ Help Name Five Newly Discovered Moons of Jupiter!”. Carnegie Science (2019年). 2019年8月21日閲覧。