イリヤ・ガラシャニン(Илија Гарашанин、Ilija Garašanin, 1812年1月28日 - 1874年6月28日)は、近代セルビア公国の政治家。
アレクサンダル・カラジョルジェヴィッチ公時代(1842年-58年)の内相。その後、ミハイロ・オブレノヴィッチ公時代(1860年-68年)には首相兼外相を務めた。また、1844年に外交政策の指針として「ナチェルターニェ(構想)」と呼ばれる秘密文書を作成し、「大セルビア主義」の基礎を作った。内相としては立憲主義の確立、外相としてはバルカン連盟の結成に力を注ぎ、「バルカンのビスマルク」とも称される。