ミネイロンの惨劇

ミネイロンの惨劇
試合が開催されたミネイロン
大会名 2014 FIFAワールドカップ
準決勝
開催日 2014年7月8日
会場 エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピント(ベロオリゾンテ)
最優秀選手 トニ・クロース (ドイツ)
主審 マルコ・ロドリゲス (メキシコ)
観客数 58,141人
天気 晴れ
22℃
湿度51%

ミネイロンの惨劇: Agony of Mineirão: Fußball-WM-Halbfinale Brasilien – Deutschland 2014)またはミネイラッソ: Mineiraço西: Mineirazo)は、2014年7月8日ブラジルベロオリゾンテエスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピント(通称ミネイロン)で行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会(2回目)の準決勝、ブラジルドイツの試合でブラジルがドイツに1-7の惨敗を喫したことを指す通称である。「ミネイラッソ」の呼び名は、ブラジル初の母国開催となった1950 FIFAワールドカップ決勝トーナメントでウルグアイに敗れ優勝を逃した「マラカナンの悲劇」(マラカナッソ)にちなむ。

呼称について

日本語記事における「ミネイロンの惨劇」とはブラジル代表が大敗したという趣旨で使われており、一例をあげれば読売新聞の記事でも「ドイツ代表が大勝した」という趣旨では書かれていない。

参考にWikipediaの外国語記事(当事国と国連公用語とする)でも英語では「Brazil v Germany (2014 FIFA World Cup)」=「ブラジル対ドイツ(2014FIFAワールドカップ)」、ポルトガル語記事では「Brasil 1–7 Alemanha (2014)」=「ブラジル 1-7 ドイツ(2014年)」、ドイツ語記事では「Fußball-WM-Halbfinale Brasilien – Deutschland 2014」=「2014年サッカーW杯準決勝ブラジル-ドイツ」、フランス語では「Match de football Brésil – Allemagne (2014)」=「サッカーの試合 ブラジル-ドイツ(2014年)」、スペイン語では「Semifinal de la Copa Mundial de Fútbol de 2014 entre Brasil y Alemania」=「2014年ワールドカップ準決勝、ブラジル対ドイツ」、中国語(簡体字)では「巴西对德国 (2014年国际足联世界杯)」=「ブラジル対ドイツ (2014 FIFA ワールドカップ)」、ロシア語では「Футбольный матч Бразилия — Германия (2014)」=「サッカーの試合 ブラジル - ドイツ (2014年)」、アラビア語では「البرازيل 1–7 ألمانيا」=「ブラジル 1 – 7 ドイツ」と中立・客観的表現、試合結果で書かれており、当試合を呼称する際には注意が必要。

試合までの流れ

ブラジルで開催のFIFAワールドカップ1950年大会以来、2回目で、ブラジル代表はこれまでに5回の優勝を飾っている。ドイツ代表西ドイツ時代に3回優勝しているが、東西統一後は24年間優勝していない。ブラジルが準決勝に進むのは2002年大会以来のことで、その時はドイツを破って優勝を果たした。他方、ドイツは大会新記録となる4大会連続の準決勝進出であった

それぞれの準決勝までの道のりを見ると、ブラジルはクロアチアメキシコカメルーンと同組のグループAに入り、2勝1分けの1位で突破を決めた。決勝トーナメントは一回戦のチリにPK戦の末に勝利し、準々決勝ではコロンビアに2-1で勝利した。一方のドイツはポルトガルガーナアメリカと同組のグループGに入り、同じく2勝1分けの1位で突破を決めた。決勝トーナメントは一回戦のアルジェリアと対戦して延長戦の末に2-1で勝利し、準々決勝ではフランスに1-0で勝利した。ブラジル、ドイツの両チームはこれまでに21回対戦していたが、ワールドカップでの対戦は史上2回目で2002年大会決勝以来のことで、そのときはロナウドの2得点でブラジルが勝利している

ブラジルのキャプテンのチアゴ・シウヴァがコロンビア戦でイエローカードを貰い、次のドイツ戦は累積警告のため出場停止となった。これに対しブラジルサッカー連盟が処分を取り消すよう国際サッカー連盟に求めたが、変更は無かった。更に、追い打ちを掛けるようにエースのネイマールも同じくコロンビア戦でフアン・スニガと衝突して脊椎を骨折してしまい、残り試合の出場も不可能となったダンテベルナルジがそれぞれチアゴ・シウヴァとネイマールの代わりに先発出場し、ルイス・グスタヴォが累積警告による出場停止から復帰した。対するドイツは準々決勝からのメンバー変更は無かった。

ブラジルのGKジュリオ・セザールと、チアゴ・シウヴァに代わりキャプテンを務めるダヴィド・ルイスブラジルの国歌斉唱の際にネイマールのユニフォームを掲げ、ネイマールに声援を送った

試合経過

前半

ミロスラフ・クローゼと競り合うダヴィド・ルイス。

両チームとも、攻撃的にスタートした。ブラジルのマルセロが3分にオープニングシュートを打ち、ドイツのサミ・ケディラも7分にシュートを打つがこれは味方に当たってしまった。試合が動いたのは11分、ドイツの初めてのコーナーキックからだった。トーマス・ミュラーがペナルティーエリア内でダヴィド・ルイスのマークを外し、トニ・クロースが蹴ったボールに合わせてゴールネットを揺らした。ダヴィド・ルイスもミュラーへのマークを外さまいと追うが、ミロスラフ・クローゼとそのマークに当たっていたフェルナンジーニョに行く手を阻まれ、ミュラーにフリーの形でゴールを許すことになった

ブラジルもすぐに反撃に出たが、得点は奪えなかった。23分、ドイツが追加点を挙げた。右サイドに張っていたミュラーから中央にいたトニ・クロースへのグラウンダーのパスをフェルナンジーニョがインターセプトを試みるが失敗し、クロースがフリーの状態で右サイドからペナルティーエリア内に走りこんでいたミュラーへとパス。ミュラーはミロスラフ・クローゼにワンタッチパス。クローゼが打ったシュートはジュリオ・セザールに防がれるが、跳ね返りを再び蹴り込んだ。クローゼはこのゴールでワールドカップ通算得点を16とし、15得点で並んでいたロナウドの記録を抜いて単独一位に躍り出た

クローゼのゴールを皮切りに、ドイツが一気に攻勢に出た。24分、メスト・エジルがオーバーラップしていたフィリップ・ラームへスルーパス。ドイツの右サイドバックであるラームは対人するブラジルの左SBマルセロの軽い守備を剥がすグラウンダーのクロスを中央へと送る。中央で待ち構えていたミュラーはフェルナンジーニョのマークを意識しスルー、中央やや左の位置でノーマークのクロースがボレーで合わせてゴールを決め、3-0とする。直後の26分にはダンテからのパスを受けたフェルナンジーニョがあっさりクロースにボールを奪われ、ケディラとのワンツーパスでディフェンスを崩しゴール。さらに29分、今度はケディラがメスト・エジルとのパス交換からマークに付いていたマイコンとダンテを翻弄し、ゴールを決め、5-0とする。ドイツの5ゴールは前半、それも試合開始から30分で挙げたもので、内4ゴールが6分間で決められた。一方、ブラジルが前半に放った枠内シュートはゼロである。会場に詰めかけた多くのブラジルサポーターは前半だけで5点ものビハインドを負ったことにショックを受け、涙を流す者もいた。前半45分終了のホイッスルが鳴ると、スタジアムはブラジルサポーターのブーイングに包まれた

後半

フレッジとマッチアップするジェローム・ボアテング。

後半開始早々、ブラジルはフェルナンジーニョに替えてパウリーニョ、フッキに替えてラミレスを投入して反撃に出た。序盤、オスカル、パウリーニョ、フレッジがシュートを放つが、いずれもマヌエル・ノイアーがセーブした。後半開始から攻勢に出たブラジルだったが、先に得点を奪ったのはドイツだった。69分、途中出場のアンドレ・シュールレがラームからのクロスに合わせ、この試合6点目のゴール。さらに79分、今度はミュラーからのクロスに再びシュールレが合わせて得点を挙げた。この時点で、スコアは0-7。ブラジルサポーターはドイツにスタンディングオベーションを送り、シュールレのゴールに拍手喝采しドイツのパスに声援を送り始めた。ブラジルは試合終了間際の90分にオスカルが一点を返して1-7としたが、最早焼け石に水となった。この試合でブラジルは最大差敗戦記録に並び(1920年の南米選手権でウルグアイに0-6で敗れて以来)、ホームでの無敗記録も62でストップした。ブラジルの選手は大ブーイングを浴び、涙を流しながらピッチを後にした

なお、この試合のマンオブザマッチには前半だけで2得点1アシストの活躍をみせたクロースが選出された

詳細

ブラジル ブラジルの旗 1 - 7 ドイツの旗 ドイツ
オスカル 90分にゴール 90分 Report ミュラー 11分にゴール 11分
クローゼ 23分にゴール 23分
クロース 24分にゴール 24分26分
ケディラ 29分にゴール 29分
シュールレ 69分にゴール 69分79分
ブラジル
ドイツ
ブラジルの旗
ブラジル
GK 12 ジュリオ・セザル
RB 23 マイコン
CB 4 ダヴィド・ルイス キャプテン
CB 13 ダンテ 68分に警告 68分
LB 6 マルセロ
CM 17 ルイス・グスタヴォ
CM 5 フェルナンジーニョ 46分に交代退場 46分
RW 7 フッキ 46分に交代退場 46分
AM 11 オスカル
LW 20 ベルナルジ
CF 9 フレッジ 69分に交代退場 69分
サブメンバー
GK 1 ジェフェルソン
GK 22 ヴィクトル
DF 2 ダニエウ・アウヴェス
DF 3 チアゴ・シウバ(出場停止)
DF 14 マクスウェル
DF 15 エンリケ
MF 8 パウリーニョ 46分に交代出場 46分
MF 16 ラミレス 46分に交代出場 46分
MF 18 エルナネス
MF 19 ウィリアン 69分に交代出場 69分
FW 10 ネイマール(離脱)
FW 21 ジョー
監督
ブラジルの旗 ルイス・フェリペ・スコラーリ
ドイツの旗
ドイツ
GK 1 マヌエル・ノイアー
RB 16 フィリップ・ラーム キャプテン
CB 20 ジェローム・ボアテング
CB 5 マッツ・フンメルス 46分に交代退場 46分
LB 4 ベネディクト・ヘーヴェデス
CM 6 サミ・ケディラ 76分に交代退場 76分
CM 7 バスティアン・シュヴァインシュタイガー
RW 13 トーマス・ミュラー
AM 18 トニ・クロース
LW 8 メスト・エジル
CF 11 ミロスラフ・クローゼ 58分に交代退場 58分
サブメンバー
GK 12 ロン=ロベルト・ツィーラー
GK 22 ローマン・ヴァイデンフェラー
DF 2 ケヴィン・グロスクロイツ
DF 3 マティアス・ギンター
DF 15 エリック・ドゥルム
DF 17 ペア・メルテザッカー 46分に交代出場 46分
DF 21 シュコドラン・ムスタフィ(離脱)
MF 14 ユリアン・ドラクスラー 76分に交代出場 76分
MF 19 マリオ・ゲッツェ
MF 23 クリストフ・クラマー
FW 9 アンドレ・シュールレ 58分に交代出場 58分
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
監督
ドイツの旗 ヨアヒム・レーヴ

Man of the Match:
トニ・クロース (ドイツ)

副審:
マルヴィン・トレンテラ (メキシコ)
マルコス・キンテロ (メキシコ)
第4の審判:
マーク・ガイガー (アメリカ合衆国)
予備副審:
ショーン・ハード (アメリカ合衆国)

スタッツ

ゴールを祝福するドイツの選手たち。
スタッツ ブラジル ドイツ
得点 1 7
シュート 18 14
枠内シュート 8 10
ボール支配率 52% 48%
コーナーキック 7 5
ファール 11 14
オフサイド 3 0
警告 1 0
退場 0 0

この試合で達成された記録

大会記録

  • 準決勝・決勝での最大得点差試合記録を更新
  • 開催国の最大差敗北試合の記録を更新
  • 試合終了時点で本大会での通算ゴール数は167ゴールに達し、1998年大会の171ゴールに次いで歴代単独2位となった
  • 枠内シュート数は合計18本であり、90分以内での枠内シュート数では本大会最多
  • ドイツは6分間で4得点を挙げたが、これはワールドカップで4得点を挙げた最短記録である。それまでは、1954年大会のオーストリアと1982年大会のハンガリーの7分間が最短
  • ワールドカップ開催国の最多失点記録に並ぶ(1954年大会でスイスオーストリアに5-7で敗れて以来。)
  • ドイツの通算得点記録が223得点に達し、ブラジルの221得点を抜いて歴代最多となった
  • クローゼは、この試合の得点でワールドカップ通算得点を16得点とし、ロナウドの15得点を抜いて歴代最多となった(なお、ロナウドはこの試合を解説者として観戦していた。)
  • クロースが69秒で決めた2ゴールは、同一選手が決めた2ゴールとして歴代最短である

ブラジル

ドイツ

ミロスラフ・クローゼのゴールを祝福するチームメイト。クローゼは、この得点で歴代最多得点保持者となった。
  • 8回目の決勝進出は単独最多
  • 準決勝で史上初の7得点
  • 6得点以上は1954年大会オーストリア戦以来。
  • 前半戦の最多得点記録を更新(それまでは2002年大会サウジアラビア戦での4得点が最多。なお、この試合の最終スコアは8–0でドイツの最大差勝利試合でもある。)
  • 前半戦だけで5得点を挙げたチームはドイツで3チーム目(1チーム目はユーゴスラビアで1974年大会ザイール戦で達成、2チーム目はポーランド1974年大会ハイチ戦で達成)
  • クローゼは、ワールドカップ16勝目でブラジルのカフーに並んで最多タイとなり、ワールドカップ出場は23試合目でイタリアのパオロ・マルディーニに並び歴代2位タイとなった(歴代最多は、ドイツのローター・マテウスの25試合。)。なお、決勝トーナメント出場数は13試合目でカフーとマテウスよりも多い。準決勝での出場は4回目で歴代最多となった(それまでは、ウーヴェ・ゼーラーの3回が最多である。)
  • ワールドカップ2大会でそれぞれ5得点以上した選手は、ドイツのトーマス・ミュラーで3人目(他2人はクローゼとペルーのテオフィロ・クビジャス) 2大会連続ではクローゼに続き2人目
  • ミュラーのゴールは、ドイツ代表全体の2,000ゴール目

反響

社会

ドイツではZDFが放送したこの試合の視聴者数は3257万人、視聴率は87.8%に達し2010 FIFAワールドカップのドイツ対スペインの試合を抜いて同国の最高視聴率を記録した。対照的に、ブラジルのヘジ・グローボの視聴者はドイツがゴールを決めるたびに減っていった

この試合はTwitter上でも話題になり、3560万ツイート以上を記録し第48回スーパーボウルの2490万ツイートを抜いてスポーツ関連のツイート数として歴代最多となったブラジル大統領ジルマ・ルセフもTwitterで「全国民のように、敗北に深く悲しんでいる」とツイートした

母国開催での優勝への期待と、その後の敗北のショックからメディアやFIFAはこの試合を母国開催だった1950年大会でウルグアイに敗れ、優勝を逃した「マラカナンの悲劇」になぞらえてMineirazo(直訳でミネイロンの衝撃)と呼んだ

試合後、ドイツのサポーターは警備員による厳重警護の元、スタジアムを後にしたリオデジャネイロでは多数の略奪行為が行われたサンパウロでは市民がブラジルの国旗やバスを燃やし、家電量販店を略奪した

メディア

ブラジルの新聞は、この試合を"史上最大の恥" (Lance!)、"歴史的屈辱" (Folha de S. Paulo)、"ブラジルは殺された" (O Globo)、といった見出しで結果を酷評した。一方で、ドイツのビルト紙は"稲妻のドイツ代表"が"7–1の狂喜"をもたらしたと報じ、フランスのレキップ紙は簡潔に"大惨事"と表現した。イギリスのSky SportsのMatthew Stanger記者は"最大の困惑"と書きアメリカESPNのMiguel Delaneyはこの試合をMineirazoと呼んだイギリスガーディアン紙のBarney Ronayは"今までで最も屈辱的なワールドカップ開催国"と書き、イギリスのインデペンデント紙のJoe Callaghanは"ブラジルサッカー史上最も暗い夜"と書いた

ザ・ローリング・ストーンズミック・ジャガーFIFAワールドカップで「ミックが応援したチームは負ける」とのジンクスがあり、2010年南アフリカ大会ではミックが応援した母国のイングランドをはじめ、アメリカ、ブラジルが相次いで負けていた。2014年ブラジル大会でもザ・ローリング・ストーンズの公演で「勝つだろう」と口にしたポルトガルイタリアがグループリーグで敗退し、さらには試合当日に自身のTwitterに応援メッセージを残したイングランドも敗れ、スタジアムで観戦しなくてもミックがコメントしただけで負けるとまで言われるようになっていた。この準決勝でミックはブラジル出身の妻・息子と共に観戦したが、その際にはジンクスを気にしてかブラジルのシャツを着ずにイングランド・チームのキャップをかぶっており、ジンクスを危惧したブラジル・サポーターはスタジアムにミックの写真パネルに「Go Germany!」と吹き出しが付いた「厄除け」のパネルを持ち込むことまでしていた。しかし、結果はブラジルの大敗に終わったためブラジルのテレビ局はミックが観戦すると応援したチームは必ず敗北するという「最大の悪運のジンクスがある」と紹介した上で、今回のブラジルの大敗もまたそのジンクスの犠牲となったと報じた。これに対しミックは、イギリスのザ・サンのインタビューに「ドイツの1点目は僕のせいでもいい、あとは知らないよ」と答えている

その後

ブラジルは7月12日3位決定戦オランダに0-3で敗れた。ブラジルはこれでトータル14失点となり、ブラジルおよびワールドカップ開催国史上最多、歴代でもベスト4に進出した国(7試合行った国に限る)の中では1986 FIFAワールドカップでのベルギーの15失点に次いでワースト2位の記録を残すこととなった

一方のドイツは、7月13日決勝アルゼンチンに1-0で勝利し通算4回目、東西ドイツ統一後初となる優勝を飾った。ドイツはまた同時に、初めて南米で開催されたワールドカップで優勝した欧州チームとなった

ブラジルがホームで連敗したのは1940年以来のことで、敗北を受けてルイス・フェリペ・スコラーリ監督は7月15日に辞任した。1週間後、ブラジルサッカー連盟は2010年まで代表を率いていたドゥンガの監督就任を発表した

次にロシア連邦で開催された2018 FIFAワールドカップでは、ブラジルは準々決勝まで進出したが、ドイツはグループリーグでメキシコと韓国にそれぞれ0対1、0対2で敗れ敗退した。

関連項目

脚注

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外部リンク